アップルは24日、Final Cut Studioの新バージョンを発売した。販売価格は通常版が税込み108,000円、アップグレード版が税込み31,800円(直販価格)。

Final Cut Studioは、主にFinal Cut Pro 7、Motion 4、Soundtrack Pro 3、Color 1.5、Compressor 3.5、DVD Studio Pro 4などのソフトウェア群で構成されているソフトウェアスイート。Final Cut Pro 7ではProResコーデックに低解像度のオフライン編集向けのProRes 422(Proxy)、放送用途のProRes 422(LT)、合成・加工などのコンポジット処理向けのProRes 4444が新たに追加され、従来のProRes422コーデック2種類を含め計5種類となった。

また、PanasonicのAVC-Intraにもネイティブ対応し、XDCAM HD、XDCAM EX、インターレースHDV、インターレースXDCAM HD 422のレンダリング速度も旧バージョンより高速化しているという。

制作した映像はCompressor 3.5を利用して直接Blu-rayディスクやDVDを作成できる。プリインストールされてるHD/SD対応のメニューテンプレートが選べるほか、他社製のテンプレートや自作のカスタムテンプレートを読み込むこともできる。

なお、アップグレードは、Final Cut Studio 2、Final Cut Studio 1、Production Suite、または旧バージョンの Final Cut Pro が対象。アカデミック版または非売品 (NFR: Not-For-Resale) 版は、アップグレード対象外となるので注意が必要。ちなみに前バージョンはFinal Cut Studio 2と表記されていたが、今回からはナンバリングが省かれている。