史上3代目のアニメーター鉄人を決めるコンテスト「FJORG!」と、今年初めて開催されたビデオゲーム製作耐久コンテスト「GameJam!」の王者たちがSIGGRAPH閉会日に発表された。

どちらも3人でチームを組み、与えられたテーマに従い、決められた時間以内に成果物を提出するというコンテスト。完成度の高い作品が専門審査員より選ばれる。

FJORG!の優勝チームはSasapitt Rujirat氏、Phon Thiramonkol氏とLee Croudy氏で組んだ チーム「プレスティッシモ」。タイから30時間もかけて会場に駆けつけ、そのまま32時間寝ず食わずのバトルの中で勝ち抜いたという、まさにアイアンマンというタイトルがふさわしいチームだ。

今年は10組のエキスパートチームが参加した。プレスティッシモのアイアンマンたちには、来年のSIGGRAPH2010のフルカンファレンス・パスと200ドルの賞金のほか、優勝メダルとニューオーリンズのパレードフロートのチケットが授与された。

準優勝には、Christopher Monti、 XueMei Song、 LinLin Siのチーム「AOM」、ブロンズには、John Sabbath、 Gayane Baddasaryan、 Shuang Changのチーム「Riot」が選ばれた。FJORG!2009コンテスト企画委員会のチーフによると、プレスティッシモの作品には、彼ら独特のアニメーションが完璧に表現されていた、という。

審査員には、ウォルトディズニー・アニメーション・スタジオのArno Kroner氏、ウッドバリー大学のDori Littell-Herrick女史達が担当した。

一方「GameJam!」は、24時間以内にPanda3Dエンジンを使って3Dゲームと、flashを使って2Dゲームを完成させるというもの。優秀作品賞には、3Dモデルゲーム「WinsLo」を完成させた、John Fielding氏、 Rory Riggins氏、 Ryan Neff氏の3人組と、2 Dビデオゲーム「Falling for SIGGRAPH」を完成させた、Laurissa Hughes女史、Chance Dodd氏、 Melissa Guldbrand女史の3人組が選ばれた。

GameJam!の2D作品優勝者のコンテンツは、こちらのサイトで紹介されている。