株式会社IMAGICA(東京都品川区)は、デジタル3D映像制作事業拡大の一環として、ホンダ、富士フイルムの3Dシネアド制作を担当したことを発表した。

シネアド(Cinema Advertising)とは、劇場で映画本編の開始前に上映するコマーシャル映像。同社は、2008年よりシネアドをはじめとした映画館広告媒体を取り扱う株式会社サンライズ社(東京都千代田区)と共同で3Dシネアドに関する様々な取り組みを行い、2009年8月8日から劇場で上映されている3Dシネアド作品「Honda Cars 『回転』編」(本田技研工業株式会社)では、既存の2D映像を3D(立体)化する2D-3D変換と、デジタル上映用フォーマットのDCP(Digital Cinema Package:デジタルシネマパッケージ)データ作成を担当。同じく2009年8月8日から上映されている3Dシネアド作品「FINEPIX REAL 3D 『REAL 3D システム 誕生』編」(富士フイルム株式会社)では同社がDCPの作成を担当した。なお、両作品とも劇場へのDCP配送を行っているという。

同社はこれまでにも、最新の編集・試写環境の整備や撮影分野における米国3ality Digital社との業務提携など、3D映像制作サービスの拡充を進めている。