株式会社フラッシュバックでは、the foundry社のCMOSカメラ特有の歪みを補正する、「RollingShutter」の発売を10月20日より開始した。

RollingShutterは、RED ONEやXDCAM、iPhone といった CMOS(シーモス)カメラで撮影した際に発生するイメージの “ゆがみ” や “ひずみ” を自動補正するAfter Effects用 プラグイン。Adobe After Effects CS3とCS4に対応する。

ライン露光順次読み出し方式(ローリングシャッター)のCMOSセンサーは、イメージを単体のスナップショットとして撮影するのではなく、イメージの上から下までの全フレームをライン(走査)ごとに記録する。そのため、素早く動く被写体をとらえたり、カメラを左右にパンニングした際、被写体が歪んだり、画面にひずみが発生する現象が発生する。これだと3Dトラッキングをする際、トラッキングポイントが歪み、正確な結果を得ることができなくなってしまう。

RollingShutterでは、Local Motion Estimation technology(ローカルモーション推定技術)を採用し、カメラと相対的に動いている部分のイメージを修正できる。このプラグインは、フラッシュバック社のオンラインサイトからダウンロード形式で購入できる。価格は、60,690円(税込)。 尚、対応するOSは、Mac OS Xで、10.6 Snow Leopard に関しては、2009年10月現在、まだ未対応だという。