日本放送協会(NHK)は2009年11月17日、効率的な編集と実時間での映像加工処理ができる「ハイブリッドノンリニア編集機」を、さくら映機と共同で開発したと発表した。

このシステムは、ノンリニア編集の効率性と実時間でDVEなどの映像加工処理できるリニア編集機の双方のメリットを兼ね備えたシステムで、外部のコントローラでリアルタイムにデジタル映像加工ができるDVE装置とノンリニア編集機を制御して、併用して使えるように開発をしたもの。一般にノンリニア編集機の映像出力は1系統であるが、今回はノンリニア編集機に2系統の出力端子を付けた。

これらの出力を外部のDVE装置に入力し、高速にDVE処理を行い、その後、ハイブリッドノンリニア編集機で収録することにより、映像加工の処理時間を大幅に短縮することが可能になった。ハイブリッドノンリニア編集機は、Inter BEE 2009において、三友株式会社と加賀ソルネット株式会社の共同ブースで展示される予定である。