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20センチュリーFox配給、ジェームスキャメロン監督の3Dファンタジー映画「アバター」の昨年12月の米国興行収入が、7702万5481ドル(約71億円)を記録した。このように細かい数字まで発表されたのは、ボックスオフィスが米国に登場して以来、米国内史上トップ成績を争う記録となったからだ(12月分)。

第1位は、「アイアム・レジェンド」の7700.2万ドル。アバターは、ワールドワイド106ケ国で約2億4250万ドル(約225億円)を記録した。これには、立体(3D)側の興行収入5475万ドルを含むが、Fox側によると「史上始まって以来、公開第一週目でこれだけの収入を上げたのは初めて」だという。立体映画としても最大規模で公開され、米国では3,452劇場数のうち、2,023が立体で上映している。

IMAXシアターは米国内178か所で上映し、最高興行実績(9000万ドル)を記録した。ワールドワイドでの実績4100万ドルとの合計で1億3600万ドルという記録も、昨年夏に公開された「トランスフォーマー2」を破る好成績だという。

アバターは現在、立体映画としての興行収入は全体の60%を占めており、通常の劇場よりもチケット価格が高いことも理由となっている。ニューヨークなど東海岸地区では週末に大雪に見舞われたこともあって劇場に足を運ぶ観客数が減ったが、この天候が良くなり次第、また記録が伸びると予測されている。アバターは、ワールドワイドで17,222スクリーンで上映されている。