パナソニック株式会社と米DIRECTVは、米国現地時間1月7日にDIRECTVが始める全米向けの「初めての家庭用3Dテレビ放送」において戦略的提携を結んだことを発表した。

DIRECTVの3D番組放送(3Dチャンネル)は2010年6月から開始される。既存のDIRECTV HDサービスの視聴者は、無償のソフトウェアアップグレードだけで3チャンネルで放送される3D番組が観られるというもの。

今回の提携では、パナソニックはDIRECTV HDが始める3Dチャンネルの独占的スポンサーとして、3D番組制作を含めて支援していくという。DIRECTVは現在、AEG/AEG Digital Media、CBS、Fox Sports/FSN、Golden Boy Promotions、HDNet、MTV、NBCやTurnerといった主要番組制作側と、同社が始めるチャンネルで配信する3Dコンテンツ制作についても進めているという。その中でパナソニックが持つ3D制作用機材が斡旋して制作環境に採用されるとも予測される。

パナソニックブランドの名前は3Dチャンネルのスポンサーとして2011年末までの1年間、放送される番組の中でもアプローチされる。パナソニックでは年内に立体対応プラズマVIERA HDを発売する。

今週、米ラスベガスで開催されている家電の展示会「2010 International CES」で同社は、立体対応プラズマTVに無線LANに対応した機種も参考出展している。また、3D対応ブルーレイディスク再生機や、業務用としては2眼式3Dカメラも披露した。3Dカメラは、2010年秋の発売を予定しているという。