日本電気株式会社(東京都港区、以下:NEC)と株式会社ビデオ・テック(静岡県沼津市)は1月14日に、NEC製ビデオサーバ「Armadia(アルマディア)」とビデオ・テック製の自動番組制御装置「VATICシリーズ」を連携させ、「CATV局向け自主放送ソリューション」を提供していくことを発表した。

Armadiaは、エンコーダまたはデコーダを最大8ユニット搭載できる5RU筐体に、ハードディスク、フラッシュメモリディスクどちらも搭載可能なビデオサーバ専用ディスクアレイを統合させたビデオサーバ。ビデオ・テック製VATICシリーズは、CATV局の運用現場ノウハウに基づいた番組自動送出装置で、CATV局を中心に約120局の納入実績がある。CATV局では、高画質(HD)自主放送体制の確立が求められており、本ソリューションによって、サービスの安定運用、省力運用の自主放送システムが低価格で導入できるという。

今後両社は、編集機等との相互接続の検証を進め、Armadiaの特長を活かしたファイルベースワークフローと、 VATICシリーズのデータ管理機能との連携などにより、CATV局間のネットワーク化(局間コンテンツ共有)ニーズへの対応を強化していく。CATV市場、映像配信などの映像ソリューション事業におけるデジタル化ニーズに取り組み、3年間で10億円の売上を目指すという。