ソニー株式会社(東京都港区)は2月1日より、FOMA回線等を利用して高品質映像をリアルタイムに伝送する中継システム、「ロケーションポーター」の保守付きの短期オペレーティング・リースプログラム「S.Broad Program LP」を開始した。

S.Broad Program LPは、短期でシステムを利用したい場合に便利なリースサービスで、同社が株式会社ソニーファイナンスインターナショナルを介して提供していく。リース期間は1年で、ハードウェアの保守サービスやソニーブロードバンドソリューション株式会社のサポートデスクと連携したサポートサービスが付随している。

放送局が行う報道映像の中継や、企業、自治体などが行う災害や事故時に映像によって行う情報収集など、プロジェクトでの機材ニーズや、緊急性と即時性が伴う場合に便利なサービスとして、緊急事態への対処体制強化のための映像伝送や、救急救命の現場から医療機関への映像伝送、屋外施設の検査、作業現場での災害時の緊急連絡や報告といった利用へも伸びていくことを期待している。

ロケーションポーターは、昨年6月から発売している、映像にH.264/AVCコーディック、オーディオにATRAC3plusコーディックを採用したリアルタイム・ビデオトランスミッター。既にウェザーニュース、朝日放送や東京電力株式会社で採用されている。