フォトロンUSA社は2010年4月12日(月)から15日(木)までの4日間ラスベガスで開催されるNAB 2010において、フル1080 HD解像度を持つ、ハイエンド・ウルトラハイスピードカメラ「Fastcam BC2」をNABにて初展示する。放送業務用として開発されたFastcam BC2(BC2)は、第2回 日本機械学会優秀製品賞したハイエンド・デジタル高速度カメラFASTCAM-APXを開発したエンジニアチームが担当したという。

日本では2009年10月より発売開始している。CMOSイメージセンサーによる、フル解像度1920 x 1080でフルフレーム2,000fps、セグメント時で最高86,000 fpsのフレームレートの撮影速度を実現する。BC2は、ソニー製HDVF-C30WR HDビューファインダーと、PL、B4とNikon Fレンズマウントに対応しているため、既存のシステム環境を変えずに採用できる。

リアパネルにある2系統のHD-SDIによるインスタント再生や、シャッター速度も最高2.76msで低ノイズの高速シャッター機能を搭載しているのが大きな特徴。記録したビデオは同社のFASTCAMビューワ・ソフトウェアにより任意の速度でHD-SDI経由で再生することができる。記録用として標準で32GBのメモリを搭載しており、2,000 コマ/秒の場合、5.2 秒記録することが可能。