トムソン・カノープス株式会社(代表取締役社長:ジェフ・ロシカ)は、操作性に優れ、リアルタイムマルチフォーマット混在編集に対応したグラスバレーのノンリニアビデオ編集ソフトEDIUS の最新版「EDIUS 6」を10月下旬に発売すると発表した。EDIUS 6は放送業界はじめ、あらゆる映像制作の現場で高く評価されてきたEDIUSシリーズの機能をそのままに、よりリアルタイム性能を高速化した他、1080 50/60pや4kなど、フレームレートや解像度に捕らわれない自由なプロジェクト設定が可能となった。また、EDIUS 6にMXF読み込み機能やプロキシ編集機能を搭載した「EDIUS 6 Broadcast」も10月下旬に発売する。

EDIUS 6は、今回リアルタイム性を強化し、10ビットに対応したほか1080 50/60pはもとより、最大4k解像度を持つ動画にも対応した。さらに、業界最速のH.264ネイティブ編集を提供し、これにより、ポピュラーなAVCHD形式のみでなくキャノンEOS等のデジタル一眼レフカメラで撮影された映像に対しても快適な編集を可能とした。

この他、マルチカム編集を最大16カメラに対応、バックグラウンド処理、AVCHD形式のSDカードへのタイムライン出力、各種GUIの改良と視認性の向上など、現場で必要とされる機能の強化・改善に加え、3Dに対応したレイアウター、フリーシェイプマスク、トラックマットキーヤーなどの表現力も格段にアップし、今回の機能強化・改善ポイントは合計100以上としている。

業務用ノンリニアビデオ編集ソフトウェアとして発表されたEDIUS 6 Broadcast では、EDIUS 6の機能に加え、MXF形式ファイル(XDCAM,P2,GF,XF形式を含む)の読み込み機能とプロキシ編集機能を搭載した。ファイルキャプチャや取り込み時にEDIUS独自のプロキシファイルを作成し、プロキシファイルと編集プロジェクトを簡単に持ちだすことができ、プロキシ編集の結果も自動で反映されるので、今までにない効率的な編集ワークフローを構築することができるとした。

なお、EDIUS 6シリーズの販売は通常の量販店にて、EDIUS 6 Broadcastの販売は業務用ビデオ機器販売店およびターンキー販売特約店にて行う。