Grass ValleyはIBC2010において、シンクジェネレーター「ADVC Gシリーズ」に新しく4種モデルを追加することを発表した(ホール1、ブース番号D11)。ラインアップされたモデルには、フレームシンクや3Dステレオスコピック信号に対応できるモデルや、3Gb/s SDI実装で、1080p解像度に対応するモデルが揃っている。

「ADVC G1」は、SDIマルチコンバーターおよびフレームシンク対応のアップスケーラーで、3G/HD/SD-SDIへ変換、およびHDMI、DVI、コンポーネント、コンポジット、S-Video、AES/EBUへソースをアップスケールする。オーディオはアナログからHD/SD-SDI(3G/1.5G対応)、エンベッドへ変換できる。

「ADVC G2」は、SDIとHDMIからアナログ、またSDIマルチコンバーターおよびフレームシンク対応のダウンスケーラーで、HDMIやHD/SD-SDI経由のソースをモニタリングする際に活用したり、HDMIからHD/SD-SDI(3G/1.5G対応)へのコンバーターおよびダウンスケーラーとして使用できる。

「ADVC G3」は、2系統のSDIからHDMI1.4変換する機能を実装し、3Dステレオスコピック信号のモニタリングやマルチプレックスに対応、HD/SD-SDIからHDMIへの変換や、左右眼用のソース入力に使える。 最新のHDMI 1.4aに対応し、サイド・バイ・サイド、トップ-ダウン、フレームパッキングを手動で選択することができる。

「ADVC G4」は、リファレンス付きのシンクジェネレータ-で、9系統の出力を実装している。 9系統は、SDを3系統、残りをHDというように、3系統をグループとして使うことができる。

これら4種モデルとも外姿は1/3RUサイズで、ラック実装するためのオプションキットも用意されている。新モデルは2010年12月より発売開始の予定。価格は、G4は米600ドルほどで、G1からG3までは米1000ドル以内で設定される予定。