米国の求人・キャリア情報サイトGlassdoor.comから、2010年度の米国で最も働きやすい会社のランキングが発表された。例年のトップランキングになく、1位に躍り出たのは「Facebook」である。

例年のトップ3はFacebookの次に続き、航空大手のサウスウェスト航空(昨年1位)、経営コンサルティング会社のベイン& カンパニー、米食品加工業最大手のゼネラル・ミルズで、PR会社のエデルマンは5位にずれ込んだ。上位50社のうちFacebookを含め21社が今回初めてランキング入りした。

Glassdoor.comは、利用者が自分の会社の評価を投稿できるコミュニティーサイト。サイト内情報には、企業のレーティングが5段階で評価され、また自らの給料情報なども公開して、これから働く人たちへ情報を提供している。

今回の調査は、ワークライフバランスや報酬、福利厚生、社員の労働意欲、経営陣の指導力など、8項目が評価対象となった。調査対象は約15万人、調査は2009年12月1日から2010年12月1日まで行われた。IT・映像関連企業としては、Googleが30位(前年度は14位)、Appleは20位(前年度は22位)、NetApp(15位)、クアルコム(36位)、Adobe Systems(39位)、Intel(45位)などがランキング入りしている。従業員たちから高い支持を得ている最高経営責任者(CEO)に関しても集計されており、ゼネラル・ミルズ社のケン・パウエル氏は100%、アップル社のスティーブ・ジョブス氏が97%と高い支持を得ている。Facebookのマーク・ズッカーバーグ氏は96%であった。