仏テクニカラー社は4月4日、株式非公開のIT関連企業に対する投資を専門に行っている独PARTERキャピタルグループとのグラスバレーのトランスミッション部門の売却手続きが全て完了したと発表した。

トランスミッション部門が取り扱っている製品は、テレビ・ラジオ用トランスミッター、アンテナなど放送事業者向けの製品である。PARTER側は、グラスバレーのトランスミッション部門に所属する社員291人、関連するR&Dセンター、カスタマーサポートや各国にある拠点を含め資産全てを所有することになる。また、Thomsonに所属する商標の使用に関しても、商標協定をする手続きを行っているという。

テクニカラー社のトランスミッション事業は過去、グラスバレー下で行っていたが、テクニカラー社自身の再建計画の一環として、グラスバレーの他の部門と分離されて管理されていた。

テクニカラー社は昨年、グラスバレー・ブロードキャスト&プロフェッショナルビジネス部門の売却を米フランシスコ・パートナーズ社と行っている。