ティアック株式会社は、48トラックデジタルオーディオワークステーション、X-48MKIIをTASCAMブランドで7月下旬より発売開始するとアナウンスした。メーカー希望小売価格は577,500円。

同機は、48トラックのマルチトラックハードディスクレコーダーと48チャンネルデジタルミキサーが融合したデジタルオーディオワークステーション。32ビット/96kHzの48トラック同時録音/再生が可能で、ライブレコーディングからイベントでの音声送出、ポストプロダクションまで幅広く対応するとしている。

本体には1TBハードディスクドライブを内蔵。外付けハードディスクドライブとの接続はeSATAインターフェースを採用し、eSATA接続の外付けハードディスクドライブに直接録音することもできる。

レベルメーターやLCD、トランスポートキーなどの各種キーを本体に装備しているため、マルチトラックレコーダーとしての操作をフロントパネルで行うことが可能なほか、別売りのキーボードやマウス、外部ディスプレーを接続してグラフィカルユーザーインターフェースによる操作も可能。また、デジタルミキサーはプレイバック時のミックスダウンミキサーとして使用可能であり、モニター用サブミキサーなどとして活用できる。

オーディオ入出力は、標準で48チャンネルのTDIFデジタル入出力を装備するほか、24チャンネルのオプションカードスロットを2基装備しており、アナログ入出力、AES/EBUデジタル入出力、ADATデジタル入出力が選択できる。