米Blackmagic Designが発表した納入事例によると、米ボストン大学のコミュニケーション学部(College of Communication (COM) )のプロダクション&ジャーナリズムスタジオでは、米Blackmagic Design社製のプロダクションスイッチャ「ATEM 1 M/E Production Switcher」と専用コントロールパネル(Broadcast Panel)を導入し、校内外ユースで幅広く活用しているという。

ATEM 1 M/Eは、4系統のSDI入力、4系統のHDMI、アナログ入力を搭載した1M/Eプロダクションスイッチャ。上位機種に12系統のSDI入力モデルもある。COMでは、映画・テレビ・ジャーナリズム、マスコミュニケーション、広告、広報に特化したカリキュラムが組まれ、教師陣はアカデミー会員と経験豊富な専門家から成っている。

COMのスタジオは、授業で使用する以外にも、ボストン大学の学生が運営するキャンパスチャンネル/ウェブサイトである、butv10、butv10.comの番組で使用されているほか、ボストン全域のプロダクションが借りることもできるようになっている。

butv10は、優れた地方局やケーブル局の番組コンテンツに贈られるTelly Awardを4年連続受賞しており、今年もオリジナル番組「On That Point」で4回目の受賞を獲得した。スタジオではbutv10のライブプログラミングから、他の7つのスタジオをベースとした一連のプロダクションまで、ATEM中心で作業が行えるようになっている。

新たに導入したATEMスイッチャとコントローラはプロフェッショナル標準仕様そのままなため、操作習得も難しくなく、学生と技術スタッフは一度研修を受けただけで、週ごとの番組制作やその他の主要なプロジェクトを完成させていると、COM のポストプロダクションスペシャリストであるジェイク・ケイセン氏は語っている。

COMでは毎年、アカデミー・オブ・メディアプロダクション・プログラム(AMP)が実施される。AMP は全国的に高く評価されているプログラムで、メディアプロダクションを学専門的に学ぶことに興味のある多くの高校生が参加するという。全国から集まった学生たちは、今年はATEMスイッチャを実際に使った実践的なプロダクション体験ができる。