アイルランド最大規模のミュージックフェスティバル、Oxegen Festivalが7月7日から3日間、ダブリンで開催された。8年目を迎えた今年のライブには、ビヨンセ、コールドプレイ、ブラック・アイド・ピーズ、フー・ファイターズらがメインゲストとして登場し、その他百組以上の世界各国のアーティストが登場した。このステージのパフォーマンスを盛り上げる要のAV機材選定を担当したのは、アイルランドのオーディオ・ビジュアルイベントプロダクションのSetanta Screen社。

同社は3日間に渡るイベントの放送や、ライブのステージパフォーマンスのミックスに米Blackmagic Design社製の「ATEM 1M/E Production Switcher」を採用した。コンピュータージェネレート・グラフィックのDVI-SDI変換には「Blackmagic Design DVI Extender」、SD素材のHD SDI 変換には「Blackmagic Design Mini Converter UpDownCross」を使用。ATEMスイッチャーはイベント開催の数日前に納品されたが、セットアップもパネルのコントロール習得も非常に簡単で本番までスムーズに準備が整ったという。

同社のAVマネージャー John Moriarty氏は今回の導入理由として、簡単なセットアップやソフトウェアベースのミキシングパネル使用感のほかにも、豊富な入出力系統を備えていることや全てのソースを同期できることを挙げている。ATEM Production Switcherは、Balckmagic Design社が今春のNABにて発表した、新しいコンパクトなライブプロダクション・スイッチャーで、低価格ながらも豊富な外部入出力系統やキーヤー、DVEを搭載している。