池上通信機株式会社は、医療用フルHDカメラ「MKC-500HD」を9月20日(月)より発売する。メーカー希望小売価格は税込み2,100,000円。

MKC-500HDは、フルHD対応の3CMOS方式を採用、水平解像度1000TV本、S/N54dB、2000lx / F12を実現し低照度の手術下でもより鮮明な画像の撮影が可能。新開発の画像補正機能により、微細部分の映像表現や解像感、被写界深度が格段に向上したとしている。オプションにより、脳外科手術におけるICG(インドシアニングリーン)や5-ALA(5-アミノレブリン酸)、フルオレセイン撮影に対応する。

小型光学ブロックを採用したカメラヘッドは、W34 x H40 x D40mm、100g以下の小型軽量化を実現し、手術顕微鏡、無影灯カメラシステムなど幅広い用途で運用が可能。映像出力は、デジタル/アナログハイビジョン信号、DVIデジタル信号、NTSCコンポジット信号など多彩な映像出力により、記録装置などさまざまなシステム周辺機器に対応するという。

その他、デジタル処理で画像を上下左右に反転する機能や、オプションのフットスイッチによる操作に対応するなど手術中の操作性を考慮。また、適切な映像レベルを確認できるレベルインジケータ機能、撮影条件に合わせた設定を記憶・選択することができるシーンファイル機能、フリーズ機能など、さまざまな角度から術中の映像管理が行えるとしている。