テクトロニクスは、来る2011年11月16日から千葉・幕張メッセで開催される国際放送機器展InterBEE2011において、春のNABにて発表された「WFM2200/5200型」波形モニタと「PQASW」ピクチャクオリティ解析ソフトウェアなど、次世代のデジタル・ビデオ技術を支援する最新の計測/モニタリング・ソリューションを展示する(ブース番号:8211)。

WFM2200(上写真)は、HD、SD、3G-SDI(オプション)対応の現場用途の波形モニタ。大型LEDバックライト・ディスプレイを装備、また充電可能なバッテリでダウンタイムを最小限に抑えることができる。ANCデータとSDIデータのモニタリングをサポートしており、クローズド・キャプション、サブタイトル・デコード、アクティブ・フォーマット・ディスクリプション検出/デコード、 VANC(Vertical Ancillary)データのテスト機能を装備している。

WFM5200

5200型波形モニタ(左写真)は、1.5kgの軽量・コンパクト設計の3G-SDI対応可能なマルチスタンダード/マルチフォーマット・波形モニタ。4タイルによるモニタリングで波形とベクトルまたはライトニング表示を同時に表示できる。1台の計測器で、マルチ信号パスの検証が可能なマルチレート・カラーバーや、パソロジカル・シグナルゼネレータやオーディオ・ラウドネスモニタリング/測定機能により、基本的なビデオ観測、オーディオ観測が行える。

PQASWピクチャクオリティ解析ソフトウェアは、ピクチャクオリティ解析システムPQA600型のソフトウェアバージョン。リファレンス・デコーダとIPインタフェース(Opt. IP)機能が搭載され、リファレンス・デコーダを内蔵している。

また、ビデオコンテンツ自動検証ソフトウェアCerifyは、オーディオ・ラウドネス測定やPSE(Photosensitive Epilepsy)解析機能を実現した最新バージョン7.3で展示されるほか、TG700シリーズTVテスト信号ゼネレータ、MTSシリーズMPEGテスト・システム、そのほかのコンテンツ制作、ポスト・プロダクション、放送局向けの波形モニタがラインアップされる。