パナソニック株式会社は、「P2HD」シリーズの新製品メモリーカードカメラレコーダー「AG-HPX255」を2012年7月より発売する。メーカー希望小売価格は税込み803,250円。

AG-HPX255は、別売りのエクステンションコントロールユニット「AG-EC4G」用のリモート端子を装備し、GENLOCK・TC入力・HD-SDI出力と合わせて、VE操作を含めたマルチカメラ運用が可能なメモリーカードカメラレコーダー。リモート側のモニターを見ながら画質調整と収録操作が可能だ。「AG-HPX250」(2011年9月発売)の上位モデルとして位置づけられている。22倍ズームレンズ、1/3型220万画素3MOSイメージセンサー、1920×1080フルHD解像度・10bit 4:2:2フルサンプル収録、記録フォーマット、バリアブルフレームレート機能などの各仕様はAG-HPX250と同等だ。

AG-HPX250からの変更点として、マニュアルフォーカス時でのフォーカス合わせを容易にする「ターボ・ワンプッシュ・ オートフォーカス」と合焦している被写体のエッジを赤く表示する「フォーカス・イン・レッド」表示機能への標準対応や、VITEC社製プロキシレコーダー「 Focus FS-P250」との連携機能追加予定などが盛り込まれる。なお、これらのフォーカス関連の追加機能と、新プロキシレコーダーへの対応は、現行機種のAG-HPX250も無償でアップグレードが可能。以下のサイトよりダウンロードできる。
https://eww.pass.panasonic.co.jp/pro-av/support/cs/csregistp2m/jp2main/soft/upghpx250_j.htm