米アドビ システムズは、同社のビデオ統合プラットフォーム「Project Primetime」のキーコンポーネントであるAdobe Passが米NBC Olympicsのストリーミング放送でいかに活躍したかを公表した。
http://blogs.adobe.com/digitalmedia/author/cafoster/

Adobe Passは、TV Everywhere構想のサービスを開始するにあたり、ユーザー資格を検証しコンテンツセキュアな環境を構築する。

同社の公式ブログによるとAdobe Passは現在、150以上のケーブルおよび衛星事業者に採用され、NBC Olympicsをはじめ、Fox、 ESPN、CNN、TNT、MTV、Disneyといったネットワークのコンテンツをマルチスクリーンへ配信しているという。

今年に入って、NCAA March Madness、UEFA EURO 2012サッカー欧州選手権 、NBAプレーオフ、そして夏季オリンピックのライブイベントのストリーミング放送でも活用された。同社によると、米国の一般世帯の98%が、Adobe Passが採用されているサービスで何かしらのストリーミングコンテンツを視聴しているという。

同社は今回NBCの採用事例を発表したのと同時に、NBCがオリンピック放送で検証したAdobe Passの新バージョン2.0も同時に発表した。

新バージョンでは、オリンピック期間中、Comcastやケーブルビジョンが使った、テレビサービスとインターネットサービスの加入者を認識するプロセスを簡単にシームレスで行える自動認証や、トライアル視聴サービスを瞬時に受けられるようにするシステムを構築できるフリープレビュー機能、サーバーAPIなどが含まれる。

またAdobeのTV Everywhereソリューションは、NBCの広告挿入、測定やマネタイジング・コンテンツの提供、アプリのデジタル分析においても採用されている。

NBCは、オリンピック期間中に8800万本ものストリームを配信した。これはTV Everywhereが始まって以来、1つのイベントで流した最大のストリーム数だという。デスクトップからの視聴数は全体の70%。残り30%ではモバイルデバイスからだが、そのうち81%がiOSのデバイスだったという。またペイTVサービス加入者からのアクセスは700万人だった。

(山下香欧)