株式会社計測技術研究所は、InterBEE2012にて8Kも視野に、4Kプロダクション環境を築く新製品を紹介する(ホール8 / 8213)。

目玉となるのは、これから正式に発表する2Kから4Kへのアップコンバーターユニットだ。A5サイズに収まるコンパクトボディで、自社開発による超解像度信号処理により緻密さと美しさをリアルに再現する4K映像を出力する。出荷開始は2013年2月を予定しており、リリース前には評価機貸出を実施するという。

そのほか、ブースには、以下の新製品が並ぶ。

・4K対応コンパクトSDI/HDMIコンバーター「Quad MC」シリーズ
HDMI 4chからSDI 4chへ変換にするモデルを筆頭に、2013年初旬にリリースする4K-HDMI1chからHDMI 4chまたはSDI 4chに変換する2機種まで、6モデルが揃う。ブースでは、今夏発表した4Kコンバーターと4Kカメラを組み合わせた4Kライブ映像を公開する。

・4K HDMI対応レコーダー「UDR-N50A」
ハーフラックサイズで、 リニアに2K4K非圧縮記録する。出力にSDI系統(3G-SDI含む)のほか、HDMI1.4aが搭載され、更にスマートフォンからの再生制御が行えるアプリも揃っていることで映像制作の様々なシーンでの活用が広がる。ブースではカメラとの連動動作による実演も行われる予定。

・4K HDMI I/F搭載の信号発生器3機種
コストパフォーマンスも評価される、R&D、製造・製作現場、フィールドワークと必要なシーンに合わせて活用できるラインナップが展示される。

また、AJA Video Systems社製4K対応ProResレコーダー「Ki Pro Quad」、1U ProResレコーダー「Ki Pro Rack」等、映像編集の現場で注目を集めているKi Proシリーズの新製品2機種も展示される。

(山下香欧)