東芝がCES2013で掲げた、2013年のテレビ戦略「クラウドサービス+4K大画面」が、58/65/84型でリリースする。このニュースは英国発のもので、ホームエンターテイメントの新製品の1シリーズとして発表された。欧州では、「9シリーズ」としてデビューする。スクリーンサイズは、213cm(84″)、165cm(65″)と146cm(58″)。84/65/型FPR IPSパネルを採用している。

本シリーズは、新映像エンジンの「REGZA ENGINE CEVO 4K」を搭載、AMR(アクティブモーション&レゾリューション)技術を数値800まで向上させ、スポーツなどで見られるハイスピードな動きでも、残像を抑えて非常にスムースで鮮明なシーンを映し出す。

また3D(フルHD)表示にも対応し(84/65はパッシブ、58型はアクティブシャッター方式)、さらにDVDやブルーレイの2Dコンテンツを3Dに変換して、3D立体視視聴することも可能。

ユーザーインターフェースは、テレビガイドからソーシャルネットワークや、Netflix、Vimeo、YouTube、欧州で人気のVODサービスAcetrax Movies、BBC iPlayerなど、東芝が展開しているポータル”クラウドTV”サービスを統合し、トップのシンプルなホームスクリーンからアクセスできるようになった。これは専用コントローラでも活かされ、ホーム、テレビガイドなど、ボタン一つで操作できるようになっている。また、スマートフォン、タブレット用の番組表アプリ「メディアガイド」にも対応する。

HDMI入力は4系統でネイティブUHD対応、1系統はHDMI-MHL対応になっている。Wi-FiおよびIntel WiDiを搭載しており、ワイヤレスで家屋内にあるモバイルデバイスなどにコンテンツをストリーミングすることができるほか、USB外付けHDDへの録画機能もついている。

欧州での発売時期は今夏を予定しており、価格はまだ発表されていない。

(山下香欧)