ソニーは、XDCAMメモリーカムコーダー「PMW-400」を2013年8月に発売する。希望小売価格は16倍ズームレンズ付属モデルの「PMW-400K」が税込み2,310,000円、付属無しモデルの「PMW-400L」が2,079,000円。

PMW-400は、撮像素子に2/3型フルHD Exmor 3CMOSイメージセンサーを採用、新開発の3Dノイズリダクションの搭載により、F12の高感度、SN比60 dBの低ノイズを実現したXDCAMメモリーカムコーダー。レンズ付属モデルのPMW-400Kには、オートフォーカス機能搭載の16倍ズームレンズ(35mm換算焦点距離 f=31.5~503mm)が付属する。

記録フォーマットにはMPEG HD422 50Mbpsの他、XDCAM EXで採用されているMP4ファイル形式にも対応。今後はXAVCフォーマットにも対応を予定しているという(2014年に有償アップグレード予定)。フレームレートは1080/23.98P記録にも対応するほか、720/23.98P記録時には最大2.5倍のスローモーション収録も行える。

HD/SD-SD出力2系統、HDMI出力1系統、i.LINK入出力端子(FATモード時のみ利用可)を装備。付属の3.5型カラー液晶ビューファインダーは有効画素960×540ドットの高精細画面でHD撮影での精細なフォーカス合わせをサポートする。

別売りのカメラアダプター「CA-FB70」「CA-TX70」を装着し、別売りカメラコントロールユニットと接続することで、ライブカメラとしての使用にも対応。なおカメラアダプターの装着には、別売り50ピンインターフェースオプション「CBK-CE01」が必要だ。

その他、発売時点では搭載されないが、カムコーダー本体でフラッシュバンド補正が行なえるフラッシュバンド補正機能(2013年10月頃予定のファームウェアアップデートで対応)の追加を予定している。本体だけでなく記録後のファイルもソフトウェア「Content Browser」を使い後から補正できるようになるという。その他、現在開発中のワイヤレスアダプター(発売時期未定)と組み合わせることで、プロキシ記録やファイル転送、Wi-Fiでのビューイングやメタデータ入力などが可能になるとしている。