Avidはラスベガスで開催されているNAB2013において、Pro Toolsの最新バージョンとなるPro Tools 11を2013年第2四半期後半より発売するとアナウンスした。メーカー希望小売価格はオープン。市場予想価格は税込み72,660円の見込み。

Pro Tools 11は、10と比較して数倍の処理能力を提供する新たなAvid Audio Engineを搭載。64ビットアーキテクチャーにより、バーチャルインストゥルメントの同時使用可能数を指数関数的に増加させるとともに、複雑なセッションの使用も可能であるとしている。

オフラインでのバウンス時間も大幅に短縮。入力バッファにより、プラグインのパフォーマンスを阻害することなく、録音時の低レイテンシーモニタリングを可能とする。

そのほか、ビルトインメーターの基準値の種類が増え、ピークおよび平均値からVUおよびPPMまで、世界各地の放送規格に対応。各チャンネルのダイナミックスプラグインのゲインリダクションを表示するなどの機能も搭載している。