米モンスターケーブルプロダクツ社から、1本で最大31.5Gbpsの転送帯域を持つというHDMIハイスピードケーブル「M2000 Active」シリーズが登場する。UHD(4K)対応として初めてイメージングサイエンス財団(ISF)によって認証を取得したHDMIケーブルだという。

6月末に米国ニューヨークで開催された、CESの半期イベント「CEウィーク」にて初披露された製品だ。4Kホームシアターや高解像度/3Dゲーム環境向けということで、プレスカンファレンスではゲーム開発社エレクトロニック・アーツの協力のもと、「Need 4 Speed」を4K UHDTVでプレイできる環境を展示した。

 

通常、4本のHDMIハイスピードケーブルを使って4K映像を転送するが、この典型的な方法だとフレームレートは24fps/30fpsまで。このM2000 HDMIは1本のケーブルで最大31.5Gbpsの高速転送が可能で、物理的には最大4K(3840×2160)60fps(4:4:4)のロスレス画質を保ったまま転送することができるという。

M2000には、半導体サプライヤSpectra7 Microsystems社が開発したMiraエンジンが採用されている。Miraにはケーブルの速度障害を除去する独自の信号処理アルゴリズムとアナログ回路が埋め込まれている。レシーバ側でスペクトル組成を分析することにより、ノイズからの信号漏洩速度を識別する方法を学習し、ビデオ帯域幅を増幅できるという。4K@60fpsの場合、4つの独立した1080p@60fpsのHDMIリンクにし、そして独自エンジンで4つのリンクをモンスターのシングルHDMIケーブル内で束ねて処理する。Spectra7の120fpsでも真の色深度を引き出す特許技術や、信号自体から電源を得ることでシステム電源の消費を抑えられる特許技術も使われている。

M2000ケーブルは早くて今夏に出荷される予定。価格はケーブルの長さによるが、最長10メートルで500ドル前後。また既存HDMIケーブルの各モデルも刷新し、ゴールド(18Gbps)、プラチナ(22.6Gbps)、ブラックプラチナ(27Gbps)にアップグレードされる。価格は30ドル~200ドルという。

(山下香欧)