ソニーは、3D対応ヘッドマウントディスプレイ新製品「HMZ-T3」シリーズ2モデルを2013年11月中旬より発売する。希望小売価格はオープン。市場想定価格はHMZ-T3が80,000円前後、WirelessHD対応の上位モデル「HMZ-T3W」が100,000円前後を予定している。

HMZ-T3シリーズでは、従来のAV機器との接続以外にも、新搭載のバッテリーユニットに、スマートフォンやタブレットなどのモバイル機器の接続が可能となった。YouTubeなどのインターネット動画やブルーレイディスクレコーダーから転送された録画番組などのコンテンツを最大で約7時間視聴可能だ。有機ELパネル解像度は従来モデル同様1280×720。

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ヘッドマウントユニットとモバイル機器との接続イメージ

上位機種のHMZ-T3Wでは、無線伝送機能WirelessHDに対応。バッテリーユニットとプロセッサーユニットとのワイヤレス接続により、同一の部屋内ならケーブル不要で利用できる。ワイヤレス接続距離は見通し約7m。同一の部屋で2台までの同時利用に対応する。

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HMZ-T3W ヘッドマウントユニットとプロセッサーユニットとの接続イメージ

新規開発のLSIによる解像感と階調の表現力を向上、画像処理で生じる映像遅延の短縮が図られているほか、新設計の広視野角レンズにより、装着位置がずれた時の映像のぼやけを軽減するなど映像技術を強化。音響技術では、同社独自の信号処理技術「7.1chVPT(Virtualphones Technology)」を採用し、より臨場感あふれるサラウンドの音場を再現する。付属品としてHMZ-T3Wでは口径16mm、HMZ-T3には口径13.5mmのダイナミック型ドライバーユニットを搭載したインナーイヤーヘッドホンが同梱される。

本製品は、9月4日(水)より、銀座・ソニーショールーム、ソニーストア 大阪、ソニーストア 名古屋 にて先行展示が行われる予定だ。