ソニーから、IFA直前に流出されたPVビデオが話題になった、レンズだけの外観を持つサイバーショット「DSC-QX10」「DSC-QX100」が発表された。

QX10/QX100は、レンズとセンサのみで構成されており、ファインダーや操作はWi-Fiで接続したスマートフォン(Android対応もしくはiPhone)から行うようになっている。また近距離無線通信技術NFCでも利用できる。ソニーは、IFAで発表したXperiaの新フラッグシップ「Xperia Z1」との最強コンビネーションをアプローチする。

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QX10は1820万画素で、センサは1/2.3インチ。F3.3-5.9ソニーGレンズで、ズームは最大10倍。本体の重さは105g。価格は249ドル。

QX100は2020万画素で、RX100 MII同等の1インチセンサ、F1.8-4.9のカール・ツァイスレンズ搭載。ズームは最大3.6倍。本体の重さは165g。価格は499ドル。

両モデルとも、BIONZイメージプロセッサを搭載。動画(1440×1000@30fps)も収録でき、スタビライザー”光学ステディショット”を採用している。

スマートフォンに装着して使うには、専用アクセサリを使う。スマートフォンとカメラの間はWi-Fiで接続し、専用のアプリ”PlayMemories”をスマートフォンにインストールして使う。スマートフォンがデジタルカメラのような外観になるが、レンズ部分が重いので多少バランスが難しい。ただカメラ本体には三脚が取り付られるので、固定して撮影することでアンバランスは補える。

ヨーロッパでは今秋9月20日から発売開始されるが、日本での販売予定はまだ発表されていない。プロモーションビデオは以下より。

http://www.sony.co.uk/hub/lens-style-camera

(山下香欧)