株式会社上田ケーブルビジョンは、同社のコミュニティチャンネルUCV1/UCV2の放送番組コンテンツをARIB TR-B32(ラウドネス運用規定)に適応させるために、エモーション・システムズ社製のラウドネスシステムeFFを導入した。

これらの2チャンネルは自主制作番組の比率が高く、年間約2,500本のコンテンツを制作しているという。

ノンリニア編集(NLE)で制作した素材は、eFFで測定、ラウドネス補正し、オートメーションを介してグラスバレー社製のビデオサーバへ転送される。ラウドネスシステムを採用するための事前検証では、60分尺の番組でも数分で測定補正を終えることができたという。同社ではまた、アーカイブシステムOPSIGATEコンテンツ管理配信システムの素材に対しても、eFFを介してラウドネス運用規定を適応出来るようにしている。フルで自動操作が行えるため、従来のシステム・運用ワークフローをほとんど変える必要がない点が優れているという。

(山下香欧)