NECは、フルハイビジョンCMOSセンサーを採用した3板式超高感度カラーカメラ「NC-H1200(上写真のレンズは別製品)」を発表した。出荷開始は2014年4月の予定で価格はオープン。「InterBEE2013」の同社ブースで本製品を展示する予定(ホール6/No.6122)。 131107_NEC_01.jpg

NC-H1200は、フルハイビジョンCMOSセンサーを搭載したのに加え、独自の回路設計により、従来機に比べて約8倍の高感度を実現するという。また、NECの中央研究所が開発した独自の映像鮮明化技術を活用し、夜間や暗所などで撮影する際に発生するノイズを最小限に抑える「ノイズ低減機能」や、霧・もやなどが発生した悪天候の状況下においても、被写体のクリアな視認性を確保できる「霞低減機能」などを搭載し、環境に左右されずに鮮明な撮影が可能だ。施設の監視映像や災害時の様子を、昼夜を問わず、より鮮明に撮影できる。人の目には見えない近赤外波長領域の撮影を可能とし、さらなる高感度撮影ができるIR-PASS機能搭載モデル「NC-H1200iR」もラインアップされる。

このほか、24時間定点監視をサポートする自動感度機能(ASC)と自動追従ホワイトバランス機能(FAW)を搭載し、運用者の負担を軽減する。10倍のデジタルズーム機能では、0.1倍刻みの細かなズーム倍率設定により、雲台システムと連携してレンズのズーム端からデジタルズームへのスムーズな連動動作が可能となっている。

(山下香欧)