ヒビノ株式会社は、同社が取り扱うJBL PROFESSIONALのパワード・スタジオモニター「LSR305」と「LSR308」の2モデルを2014年1月24日より発売するとアナウンスした。メーカー希望小売価格は、LSR305が税込み30,450円、LSR308が税込み51,450円。

LSR305とLSR308は、大型スタジオモニター“M2”のために新たに開発した、イメージコントロールウェーブガイドを搭載しているという。また、スピーカー・コンポーネントを搭載しており、38mm径ボイスコイルの低域ドライバーは、パワー・コンプレッション(実効感度の低下)が少なく、大音量を連続して再生しても音質の変化を最小限に抑える。低域ポートは、開口の両側にフレアを持つJBL独自の“スリップストリーム”設計。ネオジム磁石を使用した高域ドライバーはダンピング特性を最適化し、過渡特性と歪率を改善しているという。

さらに、設置する部屋の形状や容積が異なっても正確なモニター性能を発揮するため、独自のLSR(Linear Spatial Reference)設計を採用している。

LSR305は130mm径の低域ドライバーを、LSR308は200mm径の低域ドライバーを搭載している。どちらも4次リンクウィッツ・ライリーのアクティブクロスオーバーと高効率のクラスDパワーアンプを組み合わせたバイアンプ構成。

高域(4.4kHz)と低域(115Hz)のそれぞれにレベルを±2dB変更するTRIMスイッチを搭載し、設置環境や音源に応じて周波数特性を微調整できる。全体の音量レベルコントロールは21段のクリック付きで、設定の再現が容易だ。電子バランスの入力は感度を+4dBuと-10dBVで切り替えでき、XLRと標準フォーンジャック(3P)の入力端子を利用できる。各ドライバーには防磁対策を施し、磁界の漏れによる周囲の機材への影響を抑えているという。