米Avidの発表によると、2月7日から2月23日にわたりロシアのソチで開催されている2014ソチ冬季オリンピックにおいて、ZDFおよびARDによるドイツ共同放送のライブ制作インフラストラクチャーに、Avidのコンテンツ制作、管理、配信ソリューションが使用されているという。

この制作ワークフローでは、Avidの制作アセット・マネジメント・システムおよび共有ストレージ・システムを中核にし、サードパーティ製ソリューションと統合して、ドイツ公共放送によるドイツ国内数百万の視聴者がいつでも、どこでも見ることができるオンデマンド配信を実現したとしている。

システム・インテグレーターのWellen+Nöthenは、Avid InterplayおよびAvid ISIS 7000を中心とした制作システムを構築している。編集にはMedia Composer Nitris DXシステムを、ニュース制作にはiNEWSニュース制作システムおよび複数台のInterplayクライアントを使用している。

Avidのインターナショナル・セールス担当バイス・プレジデントのトム・コーディナー氏は次のようにコメントしている。

コーディナー氏:ZDFとARDによる本プロジェクトは、いかにAvidソリューションがサードパーティ製アプリケーションと密接に統合するかを示すものです。冬季オリンピック等の大規模イベントにおいて、コンテンツ制作や配信ニーズを管理、促進するために、世界中の放送局が信頼と実績のAvidのプラットフォームをなぜ選ぶのか、その理由を明確に表す実例です。

注目を集めるスポーツ・イベントのテレビ放送を可能にするため、Avidを選ぶことで、ZDFとARDは、場所や時間を問わず、視聴者へ最高品質のコンテンツを届けることができます。