池上通信機株式会社は、放送用HDTVドッカブルカメラUnicamHDシリーズのラインナップとして、超高感度HDTVポータブルカメラ「HDK-5500」を発表した。NAB2014にて一般初公開する。

本カメラは、新開発の高速マルチサンプリング型超高感度2/3型CMOSセンサーを採用。最低被写体照度は0.001lx/F1.4で、月明かり程度の撮影でも照明を使用することなく、なめらかで鮮明なカラー映像を実現し、動きの早い被写体でもブレがない映像で表現できるという。勿論、報道やドキュメンタリー番組での昼夜連続撮影、動物の生態観測など日中の撮影でも活用できる。

ドッカブルスタイルで、ファイバアダプターやトライアックスアダプター、カメラアダプターなど、運用にあわせて組み合わせることができる。また撮影時のフォーカス調整をサポートする「フォーカスアシスト機能」や、対応レンズの補正データを取得し、レンズのズーム、フォーカス、アイリスの位置情報からレンズの色収差を自動補正する「レンズ色収差補正機能」などの多彩な機能が搭載されている。カメラヘッドの重量は4.5kg(2型VF:2.1kg)。価格はオープンで、販売開始時期は2014年6月を予定している。

(山下香欧)