文化放送デジタル本部長の金星根氏(左)とソニー株式会社プロフェッショナル・ソリューション部門社長の野田圭一氏(右)

ソニーコリアは、韓国地上波放送局の文化放送(MBC)と4Kコンテンツ制作活性化のための業務協力および共同プロジェクトの覚書(MOU)を締結したことを明らかにした。

今回の協約に基づき、ソニーは2014年9月に仁川(インチョン)で開かれる第17回仁川アジア競技大会においてMBCが行う4K実験放送用にPMW-F55カメラからMVS-7000Xスイッチャー、PWS-4400サーバ、PVM-X300モニターなど、4K対応ライブプロダクション機器の技術支援をする。MBCでも、4Kシステムを構築する際にソニーコリアとの緊密な業務協力を進める計画だ。

MBCを含む韓国地上波放送局では2014年4月から、それぞれ700MHz帯でのUHD実験放送を進めてきており、今回割り当てられた52番チャンネル(698MHz〜704MHz)において、1固定UHDと移動HDを同時に送信する内容を検討している。

今回の仁川アジア競技大会を皮切りに、国内ではスポーツイベントをはじめとする様々な4Kコンテンツの撮影と製作が活性化すると予測されている。ソニーコリアの関係者は「ソニーは独歩的な技術力と多様な4Kコンテンツ制作のノウハウを元に、最適なソリューションと技術サポートを提供していく」としている。

(山下香欧)