ソニーは、最高輝度7,000ルーメンの業務用レーザー光源プロジェクター「VPL-FHZ700」および「VPL-FHZ700L」を2014年9月初旬に発売する。希望小売価格はオープンで、市場想定価格は「VPL-FHZ700」(本体+レンズのセット)が税抜160万円前後、「VPL-FHZ700L」(本体のみ、レンズ別売り)が税抜145万円前後。

VPL-FHZ700Lは、光源に半導体レーザーを使用しており、点灯までのウォーミングアップが不要なため、約6秒で映像投写が可能。また、青色のレーザーと蛍光体を組み合わせたシステムを採用し、レーザー光源の明るさと3原色を同時に投写することで色輝度を保つ「3LCD方式」の組み合わせにより、7,000ルーメンの高輝度を実現。輝度の劣化が緩やかで、輝度を約20,000時間一定に保つことが可能(明るさ約5,250ルーメンの場合)。突然光源切れするリスクも少ないという。

VPL-FHZ700Lは上下方向でスクリーン全高の±110%、左右方向でスクリーン全幅の±57%のレンズシフトが可能。また、各種補正機能(斜めからの投写を可能にするH(左右方向)キーストーン、V(上下方向)キーストーン、四隅の位置を補正するコーナーキーストーン、湾曲面への投写を可能にする幾何学補正機能を搭載。プロジェクター本体は上下・左右どの角度でも設置できる。エッジブレンディング機能も搭載しており、複数台のプロジェクターを使用したマルチ画面投写も行える。

また、オプションボード「BKM-PJ10」(別売)を装着することで、LANケーブル(カテゴリー5e/6)による映像・音声・制御信号を伝送するHDBaseTへ対応する。