2012年末にKickstarterに登場してから、あっという間に目標資金を集めたポータブルドリーiFLOW。発売を開始して以来、日本でもユーザーが増えている。

このiFLOWの最大の特徴は、台車の車輪部分でレールとなるものを挟みこんでレールドリーとして使える点だ。スケートボードでも手すりでもレールに化ける。iPhone程度の重量だったらテーブル卓の淵でも挟んだまま、横向きで固定して走らせることも可能。鉄パイプやポールがあれば簡単にレールドリーが完成だ。台車底面にもレールがついてスムーズな移動ができるようになっている。

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筐体素材はPSとABS樹脂。車輪はグレード70A硬度のポリウレタン製で、設置表面上の凸凹を吸収する柔軟性を持つという。サイズは10(幅)×10(高さ)×20(奥行き)cm、重さは500g。17-40mmや50mm F1.2 F4レンズをマウントしたCanon EOSの重量でも安定して使えるが、レンズ込みで1kg以上の機材を載せるのはお勧めしないとのこと。雲台は自分の持っているものが利用できる。

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名前からだとスマフォトグラファー向けかと思うが、実は意外に高性能を発揮してくれるようだ。“ちょっと現場にあったら使えるかもしれない”と、バッグに潜めておける価格で販売されている(本体約140ドル)。

(山下香欧)