独自エンターテインメントの特性を見出し、そのタレント性を伸ばしていく、新しいモデル事業のデジタルエンタテインメント・スタジオ「Filmaka」がハリウッドのプロデューサー達によって設立した。 Filmakaは、映画プロデューサーのDeepak Nayar(ディーパック・ネイヤー)氏やFOX Television Entertainment Groupの元会長Sandy Grushow(サンディ・グルショー)氏らが立ち上げた、オンラインや従来チャンネルに向けて独自コンテンツを提供する新しいメディアスタジオ。 世界中の映画制作者やライターから作品を募り、トーナメント制で審査し、勝ち進んだ優秀な作品は同社が配信する。審査員には、Colin Firth (Bridget Jones Diary)、 Werner Herzog (Rescue Dawn)、 Neil LaBute (Nurse Betty)、 John Madden (Shakespeare in Love)、 Zak Penn (X-Men: The Last Stand)、 Paul Schrader (Raging Bull)、 Bill Pullman (Independence Day) and Wim Wenders (Wings of Desire)といった、ハリウッド映画のプロデューサーが名を連ねている。 また作者をハリウッドに招待し、業界関係者に紹介する予定。ファイナリストの優秀作品発表は4月28日に行われ、5000ドルの賞金が用意される。ネイヤー氏は「ブエナ・ビスタ・ソシアルクラブ」や「ベッカムに恋して」などのプロデューサーとして知られる。 グルショー氏は「アメリカン・アイドル」「24」「X-ファイル」を世の中に送り出した人物。Filmakaは1年前からβプログラムを実施し、コミュニティーとコンテンツの開発を進めてきた。 現時点で、世界95カ国から3600人以上の映画制作者が参加し、述べ80時間以上のビデオコンテンツを制作している、という。またFilmakaは、YouTube、ビデオ配信サービスのVuze、Play TV UKと提携し、各社がFilmakaブランドのビデオオンデマンド・チャンネルを新設したことを発表した。 尚、YouTube では、www.youtube.com/user/FILMAKA、そして Vuze Channelsではwww.vuze.com/filmaka からアクセスできる。