写真や映像にまつわる良質なエキシビジョンを行っている、東京・恵比寿の東京都写真美術館。2008年12月日より、新たにスタートするシリーズ企画「映像をめぐる冒険」の第1部「イマジネーション 視覚と知覚を超える旅が開催される。影絵や幻燈、アナモルフォーズなどといった幻影装置の変遷と目の錯覚を利用したトリックの探究をたどり、映像の根源を探るエキシビジョンだ。

本エキシビジョンでは19世紀の映像前史をたどる作品の他、狩野志歩、牧野貴による新作インスタレーション、宇川直宏、近森基 ++ 久納鏡子、渡辺水季ら現代の作家たちの作品を織り交ぜて展示する。新しいビジョンに出会えるかもしれない。

シリーズ企画「映像をめぐる冒険」は、映像コレクションの指針となる5つのテーマを毎年ひとつずつ再考する試み。19世紀の作品など、映像前史から、最新の技術を生かした現代表現までを新たな視点で紹介する。第1回のテーマは「イマジネーション 視覚と知覚を超える旅」。人が抱くイマジネーションを視覚的に表現する技法について3部構成で展示していく。

また、本展では牧野貴(12月26日)、狩野志歩(1月9日)、宇川直宏(1月16日)など、出品作家によるアーティスト・トークも開催されるのでお見逃しなく。詳細は公式サイトにて。

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「映像をめぐる冒険vol.1 イマジネーション 視覚と知覚を超える旅」

  • 日程:2008年12月20日(土) – 2009年2月15日(日)
  • 休館日:毎週月曜日(休館日が祝日・振替休日の場合はその翌日)
    ※12月29日(月)~1月1日(木)は年末年始休館
  • 時間:10:00~18:00 (木・金は20:00まで)
    ※いずれも、入館は閉館の30分前まで
  • 入場料:一般 500(400)円/学生 400(320)円/中高生・65歳以上 250(200)円
    ※( )は20名以上の団体料金
  • 会場:東京都写真美術館 3階展示室
    〒153-0062 東京都目黒区三田 1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
  • 問合せ:03-3280-0099

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