米映画監督のハワード・ジーフ氏が22日、パーキンソン病のため米ロサンゼルスで死去。1927年イリノイ州シカゴ生まれ。81歳だった。

映画「プライベート・ベンジャミン」(80年)や「マイ・ガール」(91年)などの作品がある。ジーフ氏は、60年代のアメリカ・コマーシャルの仕法を変えた人としても知られる。たとえば、バイエル・アルカセルツァー(Alka-Seltzer)の胃薬のコマーシャルでは、スパゲッティソース(Spicy Meatball)のCM制作シーンと胃薬を結びつけている。大きなミートボールの入ったミートソースがかかったスパゲッティをおいしそうに食べなければならないシーン。CM収録中に何度もアクションカットをされた役者が、これ以上おいしそうに笑顔で食べる演技ができなくなり、ここで胃薬が登場、胃も軽やかになったところでOKシーンが撮れた、という作品だ。

このようなジーフ氏のウィッティに富んだコミカル的な作品が絶賛されている。