北海道テレビ放送(HTB)は、イーシステム株式会社が開発した放送業界向けCRMシステム「テレビメールシステム」を導入、これを使ったデータ放送サービスを4月1日から開始する。

HTBでは、以前からインターネットに接続されたデジタル放送受信機にメールを配信する仕組みで、視聴者に各種コンテンツを無料で配信する「TVメルマガ」サービスを提供していた。そのサービスを今回、イーシステムのテレビメールシステムに切り替える。このシステム切り替えにより、操作性の向上やメール配信容量の増大、データ分析が可能になるという。

テレビメールシステムは、テレビと視聴者との双方向コミュニーケションを実現させる地デジ時代に対応した放送業界向けCRMシステム。地上デジタル放送受信機に標準装備されたLAN端子によりインターネットを経由して,視聴者に向けたメール配信を軸としたコンテンツ発信ができる。

一斉配信のほか、視聴者の居住地域ごとにスポットでメールを配信するなど、テレビ局側は一方的なコンテンツ配信に止まらず、テレビを活用した新しいビジネスモデルの展開が広げられると期待される。