米Fast Forward Video(FFV) 社では、カメラマウントタイプのデジタルビデオレコーダ(DVR)兼プレイヤー、Elite HDシリーズの最新モデルをNAB 2009(2009 NAB SHOW)にて展示する。ブース番号はN2819。

Elite HDはカメラマウントタイプで、JPEG2000コーディック(100 Mbit/sまで)で記録できるデジタルレコーダとしては市場で類を見ない。現場で収録カメラから直接HD-SDI経由で高画質なデータとしてそのまま記録できるのは非常に効率がよいという。

JPEG圧縮なので直接、プロダクション側のノンリニア編集システムへ転送しそのまま素材として使えることにより、フルのファイルベースワークフローを構築できる。また、オプションのRS422対応により、外部コントローラからEliteをシングルチャンネルDVRとして操作し、プレイリストと共にスポーツやライブ系のプレイアウトとして扱えることも大きな利点。Eliteはホットスワップ可能なSATAハードディスクをストレージとして採用。

独自のSuperior Workflow Technology(SWiFT)を搭載したモジュラー形式により、ユーザーは簡単にドライブをカムコーダから外して、そのままノンリニア編集システムやアセットマネージメントシステム側にUSB経由で接続することができるという。 FFVは、このほか、Omega HD™ DVRといったSWiFTを搭載したDVR製品ラインと共にシームレスなファイルベースワークフローソリューションを展示する。