伊藤忠ケーブルシステム株式会社(東京都品川区)は、11月18日から開催される2009年国際放送機器展(Inter BEE 2009)にて、2つのカテゴリを展示する(ブース番号6207)。

ファイルベース放送をカテゴリとしたシステムソリューションでは、素材チェックを自動化するBaton、省スペースで大容量を実現したNexsanストレージ機器の他、データ放送の制作/編集・送出装置の実演が行われる。特に、省スペースで大容量を持つ次世代グリーンストレージ『Nexsan』は、放送業界では初めて同社からアピールされる。

HPC市場では優秀な実績を上げているNexsanは、わずか4Uで最大84TBもの容量を実装できるストレージサーバ。独自のAutoMAID技術より、処理能力を維持したまま利用状況に応じて電力を自動セーブし、最大60%の消費電力を実現できるという。また、独自の筐体デザインによる低振動化・優れたエアフローで確立した機器の高品質を提供する。

今回の展示では、ベースバンドからNexsanに様々なフォーマットにてデータを取り込むシステムなどが紹介される予定。もう1つのマルチサービス伝送プラットフォームに関連したカテゴリでは、イベント中継、企業向け中継、クローズ ドIPTVシステムを3つの柱としたIP映像伝送ソリューションを始め、WebストリーミングECOサーバ、多彩なサービスインタフェースを持ったNimbraシリーズなどが展示される。