ソネットエンタテインメント株式会社(So-net)は2月28日、同社が運営するアジア総合エンタテインメントチャンネル「アジアドラマチック TV★So-net」など映像事業の強化を目的に、韓国のテレビドラマ制作会社「Chorokbaem Media Co., Ltd.」(チョロクベム・メディア)と資本および業務提携することを発表した。So-netはチョロクベム・メディアに50億ウォン(約3.7億円)を出資する。また、非常勤取締役を1名派遣するという。この合意により、So-netのチョロクベム・メディア株式保有比率は9.6%になる。

チョロクベム・メディアは2000年に設立した韓国大手テレビドラマ制作会社。「オールイン」「一枝梅」「チュノ~推奴~」「朱蒙」などのヒットドラマを制作している。So-netは2003年7月に「So-net チャンネル749」において『真実』(リュ・シウォン&チェ・ジウ主演)を放送以来、多くの韓国ドラマを放送してきた。2006年10月にはチャンネル名称を「アジアドラマチックTV★So- net」に変更し、2008年11月にはハイビジョン放送「アジアドラマチックTV★HD」を開始した。また、韓国の俳優の公式サイト運営も行っている。So-netはこのような事業環境のもと、韓流コンテンツの安定・継続的な権利を獲得するため、情報収集や業界内での関係構築など韓国とのより密接な関係が必要と判断し、今回のチョロクベム・メディアへ出資することに至った。So-netはビジネス上の両社間の関係強化、および今後の積極的な協業を目指していく。