米コンシューマリサーチ会社Leichtman Research Groupの調査発表によると、米国家庭の30%が、ビデオゲームシステム、ブルーレイプレイヤーやインターネットTVにより、インターネット経由のコンテンツをテレビで楽しんでいるという。この数値は昨年の同時期の調査よりも6%ほど伸びている。

昨年からの大きな伸びを示したのは、大人層の割合だ。定期的にインターネット経由でビデオ観賞をしている大人層が増え、その多くはNetflixの会員だという。

ビデオゲームコンソールはオンラインゲームなどでテレビとWebとの接点を持つ一番のデバイスで、30%のうち23%が何かしらのビデオゲームコンソールとの接続を持っているという結果となった。

ビデオゲームコンソールメーカーでは、ソニーPlayStation3(19%)、続いてマイクロソフトXbox360(13%)がネットビデオ観賞の端末として使われている。また、6%はTivoといったDVRから、各4%はApple TVとGoogle TVセット、そして3%はRoku、1%はスリングボックス(Slingbox)やボクシー(Boxee)からインターネットを介してビデオコンテンツをテレビで観賞している。

更にデジタルアナリストのeMarketer社によると、インターネット経由でテレビでビデオ観賞する次世代のメインストリームは、OTT(オーバーザトップ)だと予測している。ただ現状は、PCやラップトップでインターネットビデオを観賞しているのが調査全体の89%と、依然と主流となっている。続いて携帯電話(15%)、そしてインターネットTV(10%)、タブレット(9%)で、その他が3%である。