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ソニーNXCAMシリーズとして、スーパースローモーションを実現したNEX-FS700Jと空間光学手ブレ補正機能を搭載したHXR-NX30Jの2機種を発表

2012-04-09 掲載

4月2日に発表になったNXCAMはスーパー35mmCMOSセンサーを搭載し、フルHD画質で最大10倍のスーパースローモーションを実現したNEX-FS700Jと空間光学手ブレ補正機能を搭載したハンドヘルドタイプの小型ビデオカメラHXR-NX30Jの2機種。いずれも6月発売だが、NABを前に実機を見ることができたのでレポートしよう。

NEX-FS700J

NXDSC_0167.jpg

スーパースローモーションを実現したNEX-FS700J

有効画素数約830万画素の新開発”Exmor”Super35 CMOSセンサーを搭載し、最大10倍のスーパースローモーション機能を実現しているほか、将来的に発売される4k記録に対応したレコーダーを接続することで、4k撮影が可能となる予定だ。スーパースローモーション機能は、動画撮影に最適設計された高速読み出し可能なExmorセンサーにより実現したもので、フルHD画像で10倍(120/240fps)、SD相当の画像では40倍(480/960fps)の収録ができる。いずれも24p撮影時で連続記録時間は約8~10秒ほど。記録時間に制限があるのは、高速記録するためにはそれに対応したメモリーが必要となるからで、本体内に高速メモリー内蔵し、スーパースローモーション機能での撮影ではいったん内蔵メモリーに記録(キャッシュ)したものを展開して記録するようになっている。

NXDSC_0181.jpg

スーパースローモーション設定時のLCD画面

NXDSC_0182.jpg

操作系など基本的な部分は、NEX-FS100Jとほぼ同じ

NXDSC_0117.jpg

NDフィルターはターレット式、マウント部分は様々なレンズに対応するよう堅牢な作りになっているようだ

また、SD画像での記録では、センサー中央部分のみを使用することで、高速撮影に対応している。高速撮影ではRECのタイミングが難しいがキャッシュREC機能を搭載しており、タイミングのズレはある程度対応できると思われる。また、高速撮影では実質的に高速シャッターで撮影することになるため、被写体の明るさ(照明)が問題になることがあるが、センサーの高感度化により特別な照明がなくても撮影が可能だ。デモでは一般的な事務所程度の照度下で高速撮影のデモが披露された(HD)。

4k記録は本体のみで行うことはできないが、すでに4kレコーダーの発売が予定されており、今後に期待したいところだ。なお、4k記録に対応させるには本体のファームのアップグレードも必要となる。4kともなると転送レートもそれなりに高速になるので、圧縮率にもよるが本体のメモリー(メモリースティックPROデュオやSDHC/SDXC)では記録が難しいとの判断のようである。

FS700は先に発売となったFS100の上位機種にあたり、FS100では2:3プルダウンされた出力も、FS700では3G-SDIおよびHDMIからプログレッシブ記録が可能となった。これにより、外部レコーダーを使用したよりクオリティの高い収録ができるようになった。また、1/4、1/16、1/64のNDフィルターの搭載やハンドルグリップの剛性強化や静止画撮影、フォーカストランジション、スポットフォーカスなど地味ながら実用性の高いブラッシュアップが行われている。

主な仕様
  • 撮像素子:”Exmor”Super35 CMOSセンサー、総画素数約1160万画素
  • 液晶画面:3.5型(16:9、1,920×480)
  • NDフィルター:Clear, 1/4, 1/16, 1/64
  • マウント:Eマウント
  • 記録方式:HD画質時MPEG-4 AVC/H.264 AVCHD規格Ver.2.0準拠、SD画質時MPEG-2 PS
  • HD記録フォーマット
    PS…最大28Mbps、1920×1080/60p, 50p、16:9
    FX…最大24Mbps、1920×1080/60i, 50i, 30p, 25p, 24p、16:9、1280×720/60p, 50p、16:9
    FH…約17Mbps(平均)、1920×1080/60i, 50i, 30p, 25p, 24p 、16:9、1280×720/60p, 50p、16:9
    HQ…約9Mbps(平均)、1440×1080/60i, 50i、16:9
    LP…約5Mbps(平均)、1440×1080/60i, 50i、16:9
  • SD記録フォーマット
    HQ…約9Mbps(平均)、720×480/60i, 50i、16:9, 4:3
  • 記録メディア:フラッシュメモリーユニット(HXR-FMU128)、メモリースティックPROデュオ(Mark2のみ)、メモリースティックPRO-HGデュオ、SD/SDHC/SDXCメモリーカード(Class4以上を推奨)。
  • 入出力端子:SDIOUT(BNCコネクター×1)、HDMI OUT(タイプA×1)、COMPONENT OUT(ミニD端子×1)、VIDEO OUT(ピンジャック×1)、ヘッドホン端子(ステレオミニジャック、USB2.0端子(mini-AB×1)、リモート端子(ステレオミニミニジャック×1)
  • 電源電圧:DC7.2V(バッテリーパック使用時)、DC7.6V (ACアダプター使用時)
  • 消費電力:9.6W
  • 外形寸法(幅×高さ×奥行):145×178.5×235.5mm
  • 質量:1680g、撮影時総質量:3060g
  • 発売日:2012年6月27日
  • 価格(NEX-FS700JK):840,000円(税抜価格800,000円)
  • 価格(NEX-FS700J):777,000円(税抜価格740,000円)

URL:http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201204/12-046/

HXR-NX30J

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空間光学手ブレ補正機能を搭載したHXR-NX30J

すでに発売されているHXR-MC50Jの後継機に当たるもので、民生機のHDR-PJ760Vをベースに開発され、HVR-A1Jの置き換えモデルとなる。業務用機としては初の空間光学手ブレ補正機能を搭載することで、広角端から望遠端まで強力な手ブレ補正能力を実現しており、片手での操作を求められる単独取材や歩きながらの取材においても、安定した撮影が可能としている。

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96GBの内蔵メモリーのほかメモリースティックPRO DuoとSD/SDHC/SDXCメモリーカードの2種類に対応

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メニューには民生機種と異なりタイムコード関係のアイコンがある

26mm(35mm換算)からの広角10倍ズームレンズを採用したほか、業務用としてタイムコードへの対応やLPCM音声記録やラージハンドグリップベルト、XLRアダプターユニットなどにも対応している。空間光学手ブレ補正機能は、レンズユニット全体で手ブレ補正を行うタイプで、ブレ補正効果を最優先にするFIXED SHOTモードも搭載している。また、業務用カメラとして初めて本体にプロジェクター機能を内蔵しており、最大20ルーメン、640×360の解像度で、投影距離5m時に最大100インチの画角で投写可能。ただ、このサイズでの投射ではかなり暗く、実際にはミーティングなどで手近な壁面などに投射しての使用が現実的と思われる。

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操作部分がほとんどなくシンプル。ラージハンドグリップベルトによりハンドリングがより確実になった

主な仕様
  • 撮像素子:1/2.88型”Exmor R”CMOSセンサー、画素数614万画素
  • 液晶画面:3型、ビューファインダー0.2型
  • レンズ:26~260mm(35mm換算)
  • 記録方式:AVCHD(420/8bit)、最大28Mbps
  • HD記録フォーマット
    PS…最大28Mbps、1920×1080/60p 16:9
    FX…最大24Mbps、1920×1080/60i,30p,24p, 1280×720/60p 16:9
    FH…約17Mbps(平均)、1920×1080/60i,30p,24p, 1280×720/60p 16:9
    HQ…約9Mbps(平均)、1440×1080/60i 16:9
    LP…約5Mbps(平均)、1440×1080/60i 16:9
  • SD記録フォーマット
    HQ…約9Mbps(平均)、720×480/16:9 4:3
  • メモリー:96GB(内蔵)、メモリースティックPRO DuoおよびSD/SDHC/SDXCメモリーカード
  • フレームレート:1080/60p、60i、30p、24p 720/60p
  • 入出力端子:HDMI OUT端子(HDMIミニコネクター *タイムコード、ユーザービット充填対応)、A/Vリモート端子(アナログステレオ出力、コンポジットビデオ出力)、ヘッドホン端子(ステレオミニジャック×1)、USB端子(TypeA×1, mini-AB×1)、INPUT 1/INPUT 2端子(XLR3ピン×2)、MIC入力端子(ステレオミニジャック×1)
  • 電源電圧:DC6.8V(バッテリーパック使用時)DC8.4V(ACアダプター/チャージャー使用時)
  • 消費電力:〔HD記録時(FXモード…24Mbps)〕 XLRアダプター、付属マイクECM-XM1、液晶画面使用時(明るさ標準):4.1W
  • 外形寸法(幅×高さ×奥行):約135.5×181.5×310.5mm(付属フード、バッテリー、マイク、XLRアダプター含む)
  • 本体質量:約615g
  • 撮影時総質量:約1.1kg(付属フード、バッテリー、マイク、XLRアダプター含む)
  • 発売日:2012年6月7日
  • 価格:220,500円(税抜価格210,000円)

URL:http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201204/12-047/


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[ DATE : 2012-04-09 ]
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