職人技と機材要らずの高度なエフェクトがカメラ自身で展開できるようになってきている。ソニーのカメラ機能追加アプリシリーズ「PlayMemories Camera Apps」から、新アプリ「ライトトレイル」がリリースされた。対応カメラは、「α7S(ILCE-7S)」のみ。

アプリ名のとおり、長秒露光撮影特有の表現が簡単にできてしまうもので、走る車のヘッドライトや花火などの光の軌跡を幻想的に収める。常に明るい被写体が画面の一部や背景に入ってしまうシーンでも、明るく変化した部分のみを合成(比較明合成)するため、画面全体が明るくなり過ぎることがないという。また、ライブビュー画面で確認しながら撮影でき、光の軌跡の長さを自由に設定できるようだ。

撮影モードをS(シャッタースピード優先)またはM(マニュアル露出)にし、シャッタースピード(1~15秒)を設定してからアプリを起動する。ISO感度は100~400。フラッシュは強制発光、スローシンクロ、後幕シンクロ、ワイヤレス。赤目軽減発光にも対応(アプリ起動前に設定が必要)。本体側のズームは不可。各種ホワイトバランス設定に対応している。画像のメタデータとしてシャッタースピード(露光時間の合計)や露出補正値が記録される。記録形式はRAW、RAW+JPEG、エクストラファイン、ファイン、スタンダード。価格は514円(税込)。

ソニーは今月初めにも、シャッター前後の音を録音しながら音つきの写真(サウンドフォト)として撮影することができるアプリ「サウンドフォト」をリリースし、水面を滑らかに表現する「スムースリフレクション」、星の光の軌跡を美しく動画で残せる「スタートレイル」など次々にカメラ自身でクリエイティビティを伸ばしている。

(山下香欧)