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“fps1000スーパースローモーションミニカメラ”は、その名の通り、秒間1000枚以上撮影可能なビデオカメラだ。英国出身のグラハム・ロワン氏は、ハイスピードカメラを安価で市場に出すことを目的にキックスターターで製品を紹介。公開48時間後には目標額を超えてしまい、現在は4倍以上の1500万円近くまで資金を集めることに成功している。

fps1000のモデルはSILVER(シルバー)、GOLD(ゴールド)、PLATINUM(プラチナ)の3種類が揃う。モデルによって搭載されているセンサーサイズ(グローバルシャッター付き)が違うため、fps1000の持つ秒速フレーム値はモデルによって変わる。たとえば一番廉価なSILVERでは640×480で840fps、PLATINUMでは1500fps。ちなみに64×64であれば16,500fpsまで可能だ。


本カメラのCPUにはARM Cortex-M4を採用。映像処理にはCPUだけでなく、ハードウェアパワーを利用している。

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GoProと同じくらいの手のひらサイズで、Cマウントを採用し、50mm 1.4レンズが実装されている。10bitカラーでもモノクロでも撮影可能。タッチスクリーンLCD搭載、外部インターフェイスにはUSB2.0ポート、micro SDスロット(最大32GB)を持つ。画像はRAWフォーマットで処理される。

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現在は汎用のプラスチック製のケースだが、プロフェッショナルカメラのような頑強なマテリアルを採用することを検討しているという。

価格は、SILVERが£349+送料£10(約6万円)で、GOLDが£649(約11万円)、£999(約17万円)。11月6日までキックスターターで初期注文を受付している。

(山下香欧)