Steadicam初のモジュラータイプシステムを採用した「Steadicam M1」

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ステディカム初のモジュラータイプシステムSteadicam M1。22kgまでの搭載重量を想定した大型機

今年のNABで発表された「Steadicam M1」がプロトタイプの状態で展示されていた。国内初展示とのことだ。モジュラータイプであることが特徴で、今までのSteadicamは、ステージ、ポスト、カムのモニタ部分、バッテリー部分がすべて一体になっていたが、Steadicam M1は全部外れるようになった。それによってアップグレードが簡単になったとのことだ。

また、壊れて修理に出すといった場合には、全部一体のために大がかりな発送になってしまったが、モジュラータイプであれば修理部分のみ取り出して送ることができるので、修理の際のコストを抑えられるという。

Steadicamや一脚としても使える「Steadicam Solo」

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スタビライザーや一脚としても使えるSteadicam Solo

「Steadicam Solo」は、去年のInter BEEでも展示されていたがまた発売されておらず、遅れているという。特徴は去年と同じで、ハンドヘルドステディカムとして使えたり、アームベストを着て使えたり、一脚として使えるという商品だ。年内もしくは年明けぐらいの発売になるのではとのことだ。

エルゴノミックデザインを採用したワイヤレスフォーカスズームコントロールシステム「MagNum」

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充実した機能に価格が抑えられているのが特徴だ

クロジールのワイヤレスフォーカスズームコントロールシステム「MagNum」も注目の製品だろう。430MHzと2.4GHzの2波から選べるほか、1軸もしくは2軸のコントロールができて、値段も100万円ちょっとという安い値段設定が特徴だ。エルゴノミックデザインを採用しており、左利きの人であれば逆さまにすることで右利きと同じ角度で使うことができるようになっている。

市販のカメラ機材に簡単に装着できるモーションタイムラプスユニット「Genie」

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シンプルで使いやすいモーションタイムラプス撮影用のカメラコントロールデバイス

こちらはニュージーランドに本社のある「Syrp」のモーションタイムラプスユニット「Genie」だ。特徴は、スライダー、ドリー、ジブアームなど既存の機材に簡単に装着が可能なところだ。ブースのデモでは、平和精機工業のALLEX上で動いていた。また、シャッター制御のコントロールを搭載していて、一眼レフカメラのシャッターまで制御をするこも可能だ。下部のマウントは、パンニングショットとライナーショットをマウントを交換することができるようになっている。