富士フイルム株式会社は、カラーマネージメントツール「IS-mini」の制御ソフトウェア「IS-mini MANAGER」のオプションソフトである「IS-mini MANAGER Plus+」を無償配布するキャンペーンを19日より開始した。IS-mini MANAGER Plus+は、IS-mini MANAGER Ver2.3のアプリケーション内でダウンロード可能。キャンペーンは2015年3月31日購入分までが対象で、すでに購入済みのユーザーも対象だ。なおキャンペーン終了後は税抜5万円(PC1台あたり)でのライセンス提供を予定しているという。

IS-mini MANAGER Plus+では、12色のベクトル色調整機能が拡張され、通常版ではプレビュー操作のみである12色の各色の色相/彩度/明度をコントロールした結果を保存、LUT出力することが可能。肌色の微調整や特定の色だけ強調したり残したりするような表現や、異なるカメラのマッチングを色調整で追い込むといったことが撮影現場で容易に行えるという。

http://www.pronews.jp/pronewscore/wp-content/uploads/2014/12/141219_FUJIFILM_2_ToneCurve.jpg トーンカーブ調整画面の拡大表示が可能になった
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トーンカーブ調整画面では通常版ではグレーカーブの調整のみだったが、IS-mini MANAGER Plus+ではRGBそれぞれ独立して調整できるようになり、拡大表示にも対応する。その他にも、様々なLUTのインポート、エクスポートにも対応し、他社形式のLUTをインポートした状態でもIS-Lutと同様にカラーコレクションを行うことができる(通常版ではDaVinci Resolveの.cube形式のみエクスポート可能)。アップデート方法の詳細およびデータのダウンロードは以下より。
http://fujifilm.jp/support/broadcastcinema/download/is-mini/download001.html

http://www.pronews.jp/pronewscore/wp-content/uploads/2014/12/141219_FUJIFILM_3_ExportWindow.jpg 様々なLUTのインポート、エクスポートにも対応
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なお、今回のIS-mini MANAGER Plus+対応バージョンのリリースに合わせ、IS-mini本体のファームウェアアップデータもリリースされ、HD-SDI信号のVANC領域の信号が正しく出力されない不具合が修正されたほか、3G-SDI信号の入力に対応した。