ティアック株式会社は、ポータブルマルチチャンネルレコーダー 「DR-680MKII」を2015年2月下旬にTASCAMブランドより発売する。メーカー希望小売価格はオープンで、市場想定価格は税抜75,000円。

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DR-680MKIIの側面。COAXIALデジタル入出力(S/PDIF、AES/EBU)と6アンバランスライン出力を装備

DR-680MKIIは、6チャンネルのマイク/ライン入力とデジタル入力を搭載し、24bit/96kHzの8トラック同時録音が可能なポータブルマルチチャンネルレコーダー。TASCAM独自の高音質HDDA(High Definition Discrete Architecture)マイクプリアンプを搭載しており、試聴評価を通してマイクプリアンプのオペアンプ、コンデンサーを変更して音質向上を実現したという。

ファイルフォーマットは、リニアPCM WAVフォーマットやBWFのほか、MP3フォーマットにも対応しており、MP3フォーマットでは4チャンネルを同時録音可能だ。また、モニターミックス機能によりレベルとパンを設定したステレオモニターや、モニターミックスを6トラックとは独立したステレオトラックに同時録音も可能。24ビット/192kHzの2トラック録音にも対応している。

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6チャンネルのマイク/ライン入力とデジタル入力を装備している

インプット1、3、5に入力される音声に対して-12dBのバックアップ録音を行うことができるデュアル録音機能を搭載。録音/再生メディアはSDカード/SDHCカードに加え、最大128GBまでのSDXCカードに対応。その他にも、複数機のトランスポートをマスター機でコントロール可能なカスケード機能や、複数のチャンネルを同時に連動させて操作することが可能なGANG機能が搭載されている。電源は単3形電池8本または、付属の専用ACアダプターで動作する。

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DR-680MKIIの本体上部
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